「ホームページを簡単に作りたい。」そんな方に人気のあるWIX。
でも……

WIXなんて、これまで聞いたことないよ!

海外のサービスらしいし、なんか怪しそう……?
という声も多く、よく分からないけど「なんかやばいサービス」だと思われやすいようです。
結論、WIXはやばいです。
ただし、「無料で簡単にできることが多すぎてやばい!」の方の、やばいです。

実際にWIXでどんなことができるのか、デモサイトを試しに作ってみたよ!
記事の前半では、
- WIXの最新情報
- 実際に私が作ってみたWIXの無料サイト
後半では、
- WIXでできること
- WIXでできないこと
をそれぞれ5つずつご紹介しています。

無料サイトはなかなかおしゃれに作れたので、WIXを検討している方にはぜひ読んでほしいです♪
WIXって怪しくない?

そもそもWIXというサービスをよく知らなければ、怪しいと思ってしまうのも当然です。まずはWIXの実態について、運営会社や最新情報をもとにご紹介していきます。
WIXの運営会社情報
運営会社 | WIX |
本社所在地 | イスラエル・テルアビブ |
代表者 | アビシャイ・アブラハミ |
設立 | 2006年 (日本法人設立は2019年) |
上場 | NASDAQ(WIX) |
サービス | 情報通信 |
公式サイト | http://ja.wix.com/ |
イスラエルが本社って、なんか不安じゃない?と思う方もいるかもしれません。しかし実際は「イスラエルテック」なんて言葉があるほど、IT関連業の発展が目覚ましい国なのです。
グーグルやマイクロソフト、インテルといった有名なIT企業がこぞって研究室や支社を設置している同国からは、高い技術力を武器としたスタートアップが多数輩出されています。
(参考:世界が注目!イスラエル発の新進気鋭のスタートアップ9選|ferret マーケターのよりどころ)
そして実はNASDAQに上場している、立派な上場企業です。
利用されている国数は約200カ国。総ユーザー数は1億8,000万人にも及びます。
日本にも法人があり、世界中で利用されているサービスなのです。
WIXの最新情報がやばい
2021年、WIXは新しいサービスをリリースしました。
それが、「Eat by Wix」です。
単なるホームページ作成サービスではなく、飲食店のDX化を助けるアプリ事業まで始めています。
プレスリリースも話題を呼んでいます。
こちらは、WIX広報のゆかりさんのツイート。いいねの数が400を超えています。
実はですね、昨日プレスリリースを出しまして。Wixから、飲食店DXを支援するモバイルアプリが登場しましたー!
— Yukari@Wix広報 (@yukarin_db) September 23, 2021
Wixのレストラン機能を使ったサイトが対象ですが、スマホからモバイルオーダー、席予約、お店とのチャット等ができちゃいます。もちろんノーコードです✨ pic.twitter.com/7pk87nvCke
続いてこちらはPRTIMESが発表しているプレスリリースの引用です。細かな機能も充実しています。
サイト顧客は、本アプリを通じて、チャットや電話による店舗への連絡、予約の SMS・メール通知、メール等に届いた予定のカレンダーへの追加・リマインダー設定、注文履歴の保存、ログイン状態の保持による素早いアクセス、決済手段の保存といった各種機能を利用できます。
(引用元:飲食店のオンライン注文・予約を可能にするモバイルネイティブアプリ「Eat by Wix」を提供開始|PRTIMES)
WIXの提供するサービスが世界で、そして広い事業で使われていることが分かります。
WIXで実際に作ったサイトがこちら
今回、試しに作ってみたWIXのサイトがこちらです。架空のお米屋さんのサイトを作ってみました。
使用している画像や写真などは全て商用OKのフリー素材。
プランも無料プランなので、お金は1円もかかっていません!
ちょっと重たいのですが、アニメーションもつけられます。
WIXはノーコード、無料でホームページが作れる

webサイトを作るとなると、「html」「css」「wordpress」などなど、アルファベットが出てきてしまいがちです。
しかしこのデモサイトは、一切コードを使用していません。そして、1円も払っていません。
ただし、無料プランでは「このWix.comを使って作成されました」の広告を消すことができません。それでも無料でここまで作れるのは、簡単にホームページが欲しい!という方にとって非常にありがたいサービスではないでしょうか?
WIXでできる5つのこと

WIXでできることはたくさんあるのですが、中でも「これは本当にやばい(笑)」という長所を5つだけ、ピックアップしてご紹介していきます。
ノーコードでホームページ作成ができる
ご紹介したように、WIXでのホームページ作成にコーディングは必要ありません。つまり、専門知識なしに誰でも簡単にホームページを作ることができる!ということです。

操作画面はこんな感じです。操作順としては、
- 使いたい画像や素材をクリック
- ドラッグ&ドロップで、置きたい場所まで素材を持っていく
- 大きさや色などを整える
大まかな流れはこんな感じです。「ここに置きたい!」と思う場所にマウスで素材を持っていけるので、視覚的に操作ができます。パワーポイントみたいな感じです。
完全無料で使えるプランがある
WIXには無料・有料どちらのプランも用意されています。こちらのデモサイトは無料プランですので、タダで作成しています。
ただし無料プランは広告が消せない、独自ドメインが使えない、他一部サービスが使えない。などのデメリットもあります。
有料プランへのアップグレードはいつでも可能です。まず無料で試してみて、うまく使えそうであれば有料プランに移行するのがおすすめです。
詳しいプランについてはこちらの記事で解説しています。
おしゃれなテンプレートが使い放題

いくら操作が簡単でも、デザインのセンスに自信がないよ〜……
という方こそ、WIXがおすすめです。
WIXにはなんと500種類以上のテンプレートが用意されているからです!
例えば、こんな画像を大胆に使えるテンプレートや……


画像と文章を差し替えるだけで、自分のホームページにできますよ。色合いも可愛いので、テンプレの充実度はかなりやばいと思います。
アニメーションをつけられる
パソコンからデモサイトを見ていただくと分かるのですが、画像や文字がふわっと浮くようなアニメーションを多めに入れています。
本来ならコードを書かなければ文字を動かせないところを、WIXであればこんなに簡単な設定だけで動かすことができるのです。

アニメーション名はカタカナばかりですが、プレビューを見ることができます。実際に試してみて、好みの動きを簡単につけることができますよ。
サイトの編集者を招待できる

更新は自分でやるから、デザインや初期設定だけ誰かにお願いしたい!
そんなときは、外部の方を招待して、アクセス権限を渡すことができます。必要なのはメールアドレスだけなので、招待も簡単です。

例えば「サイトデザイナー」という権限を付与すれば、決済情報などの個人情報は見ることができません。またサイトの削除もできませんし、請求内容なども見れません。
Webサイトは立ち上げが一番大変です……!設定やデザインを全てプロにお願いして完成版を受け取ることで、負担や時間の節約が可能です。
WIXでできない5つのことと対応策

もちろん、WIXにだってできないことや不得意なこともあります。一見デメリットに感じてしまいそうな箇所ですが、きちんと対応策を取ることで乗り越えられます!
自動バックアップは非対応
WIXにはサイトの自動バックアップ機能がありません。何かの拍子にサイトが消えてしまったら、1から作ることになってしまいます。
対応策として、
サイトを複製(コピー)しておく
ということが可能です。
複製の仕方は、こちらのWIX公式サイトが参考になります。
無料プランの広告は外せない

画面丈夫に出ているこの広告バーは、全ての無料プランでついてきます。
消す方法は、有料(プレミアム)プランへアップグレードすることだけです。
といっても、ベーシックプランの1年一括払いだと、実質月額が900円になります。詳しく書くとドメインのセキュリティ代として別途1,300円ほどかかりますが、それでも1年で12,000円ほどになります。
有料プランなら独自ドメイン(URLを好きに変えられる)も取得できますし、通信費として経費計上できるのではないかと思います。※詳細は税理士さんへご相談ください!
ページの読み込みに時間がかかるかも
PCの性能の問題もあるかもしれませんが、WIXで作ったホームページは読み込みが遅く、いわゆる「重い」ことがよくあるな、という印象を受けます。
実際、デモサイトのアニメーションがかくかくして見える……ということもあるかもしれません。
有効そうな対応策として、
使用する画像を軽くする
ことが挙げられます。
画像の圧縮には、「iloveIMG」などを利用すると良いでしょう。実際当ブログでも、アイキャッチ画像はiloveIMGで圧縮し、軽くしています。無料で使えます!
WIXはサーバーが海外にあるので、国内サーバーに比べて情報の処理に時間がかかる…という説を聞いたことがあります。
モバイル表示は修正が必須
WIXでサイトを作るときの手順は、
- PC表示版のサイトを作る
- モバイルエディタに切り替えて、スマートフォンやタブレットの表示幅に合わせた修正を行う
の順になります。PC表示版を作ったからと言って、携帯でもきれいに見えるわけではないのです。
実際、デモサイトをモバイル修正せずに、iPhone8plusで見てみます。(他のiPhoneより、少し幅が広いかもしれません)


控えめに言っても、なんのサイトか分からない…!
そこで登場するのが「モバイルエディタ」です。
と言っても、ここをクリックするだけです。

この「モバイルエディタに切り替え」ボタンを押すと、携帯の幅に合わせた表示画面になります。あとは文字の崩れや画像の大きさをきれいするだけです。
この端末によって表示を変える「レスポンシブデザイン」は、ホームページを公開する際に非常に大切です。
実際にはスマートフォンでアクセスする方が多いでしょうから、PC表示がうまくいった〜!と満足して終わりにしてはいけないのです。
カタカナに最初はとまどうかも
海外サービスということもあって、カタカナの登場が多いです。
- ストリップ
- パララックス
- スタイルマネジャー
- インタラクティブ
- アンカー
- コンテンツマネジャー
- ホバー
- コンテナ
などなど……。
最初はちょっと慣れないかもしれませんが、使いながら「これはこういうことか!」を学んだり、調べて理解したりしていく必要があります。
まず見た目をなんとかしたい!という場合は、テンプレートを活用するのがおすすめです。
登録は無料!まずは「やばさ」を実感してみよう

当初想像していた「やばい」とは別の意味でWIXはやばい、と思っていただけたでしょうか?
実際、WIXにはもっと有能な機能が多々備わっています。これもWIX? WIXでこんなことが!? というような、かっこいいサイトもいくつか知っています。
広告はつきますが、デモサイトくらいの利用なら完全無料。とりあえずでもホームページが欲しい!という人には、最高のサービスだと思います。
また、低コストで更新しやすいサイトがほしいけど、そんな時間がない……という人は、プロにお願いするのがおすすめです。
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ぜひ、検討してみてくださいね!